会議室シェアが倍々ゲームで成長 余り部屋が収益に(日経新聞)
[要約]
現在、シェアリングサービスの中でも人気なのが会議室のシェアである。
その先駆けであるのはスペイシーという企業である。
所有者にビルの一室をスペイシーに登録してもらい、そこから借りたい人に時間単位で貸し出すのだ。スペイシーは約30%の手数料を取るビジネスモデルになっている。
ただ、貸し出されるのは会議室だけでなく、昼間営業のない居酒屋や、学習塾、週末の使われていないオフィスなど様々である。
このようなアイドルタイムを利用するパターンにも有効であるといえる。
会議室の用途は商談などのビジネスが多く、様々な場所にあり利便性が高く、格安で借りることができることが選ばれている理由である。
また、習い事の教室やパーティー、ミニイベントなど他にも様々な用途で使われている。
物件の所有者にとっても、1室だけの小さなスペースでは中々借り手が少なかった。
そこを時間単位で借りられるようにすることで簡単に収益があげられるようになったのだ。
今や、需要が供給に追い付いていなく、利用履歴の分析から物件の拡大を急ピッチで進めている。
それと同時に、自動チェックインの普及も進めている。
多様な働き方が認められてきたこの時代ではさらに追い風が吹くのではないか。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46228270Y9A610C1000000/?n_cid=DSTPCS001
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最近このような空間のシェアについて多く見るようになった。
このように会議室のシェアだけでなく、駅ちかに小さな個室を借りてそこでパソコン作業を行っているなどして、第2のオフィスという使い方もされるようになってきた。
シェアリングエコノミーの一番の利便性は気軽さと安さである。
貸し手にとっては所有物を長期で貸すことによって継続的な収益を得られることが出来た。その一方借り手が少なく、管理費のみがかかっている状態が続くことも多かった。
借り手にとっても、そこまで頻繁に使わないものを契約することは金銭的にも難しいと考えていた。
そこで、シェアリングエコノミーのような短期の契約が人気になった.
短期といっても数分のものから数か月のものまである。
わざわざ大きなお金を出してまで借りる必要がないと思っていたものが、好きな時に少額出すだけで借りることが出来るようになった。
これは、消費者層が非常に広がるきっかけになったのではないだろうか。
例えば、代表的なシェアカーについて考えてみたい。
今までレンタカーなど、1日単位で車を使う機会があったのは、車を所持していない人がちょっと旅行にいったりするだけなどに限られていた。使用者も大学生が年に数回というレベルであろう。
しかし今やシェアカーの発達により好きな時に気軽に借りることが出来るようになった。例えば近場に買い物に行くときに重い荷物を持ちたくないから1時間だけ借りたりなどといった使い方だ。
これによって、今まで使う機会のなかった大学生や、主婦層にも使用者層を広げることが出来た。
他にも短時間契約で気軽に借りるようになれることで使用者が増えるものもたくさんあるのではないかと思う。
服やかばんなども当然のようにシェアの時代になってきた。この先自分のものという概念が薄れてくるという新派鵜もある。