温暖化懸念で「脱ミート」 ミレニアル世代支持 植物肉、世界の食品大手も参入(日経新聞)
[要約]
欧州諸国を中心に植物肉の人気が高まっている。
その理由としては、健康を意識したでけではなく、地球温暖化対策にもなるからだ。
というのも、牛のゲップに含まれるメタンガスは多大な温室効果をもたらすことに加え、飼育にも大量の草を必要とする。そのため、食肉を敬遠している人が増えているのだ。
すると、食品世界大手のネスレやユニリーバも植物肉企業を買収し、市場に参入してきた。
昔は植物肉というと味や食感など、本物の肉とは全く違うものであったが、最近は研究により非常に再現性が高くなっている。
そのため、ミレニアル世代などのSNSの口コミによって、これから広がる余地を見せている。
また、IT先進国のイスラエルでは培養により、肉を生産する「培養肉」も開発されている。
これらの代替品が、食糧需要増加や地球温暖化対策を解決する切り札となるだろうか。
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190622&ng=DGKKZO46436800R20C19A6EA1000
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日本でも対策が急がれることに違いないだろう。
私が今、いくつかアルバイトをしている中の1つにホテルのレストランがある。ある程度ラグジュアリー目なホテルのため、外国人旅行客が宿泊することも非常に多い。13室ある全て外国人であることも珍しくないことだ。
そこで、最近頻繁にベジタリアン、ビーガンの方が来られ、食事をされる。しかし、ビーガンメニューが用意されていない中で、肉や乳製品、卵を使用することなく料理を提供するのは非常に難しいのだ。
日本ではまだ、ベジタリアン、ビーガンがほとんど普及していないことだろう。恐らく半数の人がビーガンという言葉が何なのかわからないのかもしれない。事実、私も働き始めるまで知らなかった。
また、ベジタリアンとビーガンの違いも分からない人が多いだろう。
ハラールの認識は高まっているのに、ベジタリアンの認識は高まらないのはなぜだ。
どちらも宗教、信仰上のものと考えれば一緒の種類のものだろう。
もちろん、ベジタリアンなどは1種の信仰のようなものだと思っているので、ベジタリアンじゃない人は遅れているとか、強制してベジタリアンになる必要はない。
ただ、最低限どういうものなのかは知らなければならないだろう。
そこにはもちろん、外国人旅行客の急増、そして東京オリンピックが控えているからだ。世界中から多くの嗜好の方が日本に来る。
そこで、ビーガン対応できませんであったり、ビーガンって何ですか?という状態であれば非常に恥ずかしく、印象が悪い。
食糧需要や地球温暖化対策について、何も考えていないのかとも思われる。
今まで「植物肉」といえば、あまりおいしくなく悪い印象しかなかったのかもしれない。しかしそれはとっくの昔の話であり、私たちにとってもそれほど遠くない存在になりつつある。そして、近い将来ワールドスタンダードになる可能性も秘めているのだ。
今からでも遅くない、認識を改めなければならない。