マイナンバーカード 各証明書一体化へ一歩 21年から、お薬手帳や障害者手帳など(日経新聞)
[要約]
政府はマイナンバーカードと各種証明書類を一体化しようと進めている。
これによりカードが全国民に普及すれば、官民・行政手続きのデジタル化が進むとみている。
具体的には2021年10月から「お薬手帳」の統合を考えており、ネット上で過去の投薬履歴や副作用を確認することが出来るようになる。
また、2022年度以降には「ハローワークカード」や「ジョブカード」、「教員免許状」の一体化も進めている。
政府は今までも2021年3月からの保険証代用を可能にするなどの普及策をまとめているが、今年度8月にもその詳細な工程表がまとめられる。
統合によって紛失・盗難の場合の悪用が心配されるが、勝手にICカードを読み取られることはなく、パスワードが外部に漏れなければ情報が流出する恐れはないとしている。
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190715&ng=DGKKZO47360450V10C19A7MM8000
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個人的な感想としてはやっとのことでマイナンバーカードが有用になるのだと待望していた気持ちだ。
今まで使った時はアルバイトを行う時に提出しなければならず、複数の収入を一括して管理されてしまうというネガティブなイメージしかなかった。
一方的に管理されていると感じ、通知カードどまりであった人も多いだろう。
役人たちの勝手な思い付きで、何も考えずに、自分たちの仕事が減るだろうという画策のみで国民に番号を付け始めたと思わざるを得ないような極めて自分勝手な状態に今まであったのではないか。
つまり、一般人にとってはカードにするメリットが今までなかった。
それが行政サービスのカードの一本化によって普及度は非常に向上する。
ただ今の健康保険証が統合されるだけでは、財布の中の保険証がマイナンバーカードに変わっただけで利便性の向上はそれ程見られない。
例えばそこに、運転免許証やその他の資格・免許、支払い機能などを付与していくことで普及はスムーズに進むようになるのではないかと思う。
ただそこにはセキュリティー面での心配が必ず付きまとう。
多くの情報がそのカードに集約されて管理されているため、そこからかなりの個人情報が流出する恐れがある。
それ自身のシステム自体には私は詳しくないのであまり分からないが、政府がここまで真剣に普及を進めており、管理不足は許されないことから厳重なセキュリティーをひかれていると期待している。
そこで私たち自身のカードの管理が重要になる。マイナンバーカードへの転換によって無知の方への詐欺行為が頻発することが予想される。
個人情報それ自体が裏で高額で売られていることから、マイナンバーカードは格好の的になる。
1人で抱え込むことなく、誰かと相談することが何よりの予防法になる。
自分の身はもちろん自分で守らなければならないが、自分の身はみんなで守り、みんなの身も守る意識を一度思い起こしたい。