社会人0年目の自己満足

日経新聞、東洋経済、Newsweekなどの記事について、自分なりの考察をまとめていくための記録です。気軽に閲覧、コメントしてください。

「リブラ」通貨秩序変えるか フェイスブックの仮想通貨、規制当局や銀行警戒(日経新聞)

[要約]

フェイスブックが新たな暗号資産「リブラ」を公表した。

現在、フェイスブックは全世界で27億人のユーザーがおり、その影響は計り知れないほどだ。

2020年に開始予定であり、メッセージ感覚で送金が出来るようになる。

リブラ陣営には100以上の企業・団体が加わる見通しであり、利用場所がネックだった従来の仮想通貨とは一線を画すだろう。

 

また、最大の特徴は価格安定性である。

米ドルやユーロ、円の価値を裏付けにしているため、価格が乱高下することがない。

 

ただし、多くの懸念事項が残っており、まだまだ議論されなければならない。

①プライバシーの保護(消費者保護)

マネーロンダリングへの対応

③従来とは違った法整備の必要性

本文に書かれている中でもこの3つほどある。

 

ただ、非常に難題であり、まだ具体策は詰められていない。

 

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190620&ng=DGKKZO46326870Z10C19A6EA2000

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再び新たな金融サービスが発表された。しかも今回はもし実装されれば世界で最も大きな金融サービスとなることは間違いないだろう。

世界中で同じサービスが使えるとなると、私たちが旅行に行った際など、非常に便利になる。また、今まで銀行振り込みなどで行っていた送金がすぐに行えるという点でも、私たちの生活に大きな変化を与えることは間違いない。

 

ただし、本文でも述べられている通り、多くの課題が残っている。

最も懸念されている点は、プライバシーの問題ではないだろうか。

先日、フェイスブックの情報が何者かにハッキングされたとして、その信頼性が揺らいでいる状態である。

その中でのこの金融サービスの発表だ。情報流出以降どのような対策を打っているかは分からないが、その状態で世界中の人がフェイスブックのサービスにお金を預けるとは思えない。

 

また日本においても仮想通貨流出問題は大きく報じられており、まだ暗号資産に対する不信感は根強く残っているだろう。coincheckの事件以降も何件も小さな事件が起こっており、脆弱性がまだまだ課題であるのは間違いないだろう。

 

 

そして、全世界で使用されるという点において、法整備も難しい点である。よりリブラが効果的に使用されるためにじゃ、全世界で共通した制度作りをする必要があり、また、従来の概念にとらわれない考え方をする必要がある。

その会議においても様々な政治的思惑が絡み合い、うまくいくとは考え難い。

 

 

ただ、私自身としてはフェイスブックの暗号資産に関しては非常に興味があり、期待したい事ではある。なぜなら、現在日本だけでなく、全世界で多数の金融決済サービスが乱立している状態である。

正直、消費者からすれば店舗ごと、地域ごとで決済方法を変える必要があり、手間がかかっている。

そこに絶対的な大きなサービスが算入することで、利便性は高まるのではなかと思う。

 

 

この先、想像していないようなシステム上の問題や、セキュリティーの問題などあるだろう。ただ、世界中から集められたハイレベルの専門家たちならばうまくやってくれるのではないかと期待する。